犬のアトピー110番●犬のアトピー性皮膚炎について
〜なんで痒くなるの?〜
それでは、なぜアトピー性皮膚炎になると皮膚が痒くなるのか、詳しくお勉強していきましょう!

体内に侵入したアレルゲンの刺激に免疫機能が過敏に反応すると、体の中で“IgE”というタンパク質の一種が作られます。

このIgEは、本来、体内に侵入した毒物(=抗原)を撃退するための抗体の一種なのですが、アレルギー体質の場合、アレルゲンに過敏反応し、このIgEが必要以上に生産されてしまいます。

作られたIgEは“肥満細胞”と呼ばれる細胞と結合して、肥満細胞を爆発させることでアレルゲンを撃退しようとします。分かりやすく例えると、肥満細胞がバクダン、IgEが爆発させるための導火線と言えるでしょう。

このバクダンが必要以上に爆発することで、皮膚の痒みが引き起こされるのです。このアレルギーにより引き起こされる痒みの仕組みは人もワンちゃんも同じです。ちなみに、花粉症で鼻水が出たり、目が痒くなるのも同じ原理で、このIgEが悪さしているせいなんですよ。


  学術監修:長谷川篤彦先生(日本大学獣医臨床病理学教授)
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