犬のアトピー110番●犬のアトピー性皮膚炎について
〜アトピー性皮膚炎の検査は消去方式で辛抱強く!〜

前ページにで説明したとおり、ノミアレルギー、疥癬(かいせん)、犬毛包虫症、膿皮症、マラセチア、食物性アレルギーのいずれでもない場合にアトピー性皮膚炎の可能性が高くなります。つまり、アトピー性皮膚炎の検査のためには、アトピー性皮膚炎以外の皮膚病に罹っていないか、消去方式ですべて検査していかなければならないのです。

疥癬
犬毛包虫症
ノミアレルギー、疥癬、犬毛包虫症などに罹っていないか検査します。とくに疥癬は、センコウヒゼンダニを発見するのが難しいため、注意深く検査することが必要です。
膿皮症
マラセチア
外部寄生虫症に罹っていなかった場合、または、ノミ・ダニを除去して治療しても痒みが残っている場合は、膿皮症かマラセチアに罹っていないかを検査します。
感染症に罹っていなかった場合、または治療しても痒みが残っている場合は、食物性アレルギーではないかを検査します。食事療法食を与え、症状の改善を観察します。
食物性アレルギーでもなかった場合、色々なことを総合的に考えてアトピー性皮膚炎と診断されます。アトピー性皮膚炎と診断されるまでにはかなりの時間がかかりますが、かかりつけの獣医師さんとよく相談しながら、辛抱強く検査していくことが大切です。

  学術監修:長谷川篤彦先生(日本大学獣医臨床病理学教授)
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