
アトピー性皮膚炎はアレルギーのひとつです。アレルギーとは、ダニ、カビなどのアレルゲン(=異物、侵入物)に対する免疫機能が過剰に反応してしまうために起こる病気です。
アレルギーの一種であるアトピー性皮膚炎は、アレルゲンに対する体の過剰反応で、“遺伝要因”と“皮膚のバリア機能不全”という2つの素因が関わっているのが特徴です。
●遺伝要因について
生まれつきアトピー性皮膚炎になりやすい犬種があります。代表的な犬種は柴やシー・ズーなどです。
●皮膚のバリア機能不全について
肌の潤いを保つ皮膚のバリア機能が弱いと、ダニやカビなどのアレルゲンが体に侵入しやすくなるため、アレルギー反応が起きやすくなってしまいます。生まれつき皮膚が弱いワンちゃんは、アトピー性皮膚炎になりやすいと言えます。 |